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2009-03-15:初稿

わんぱく少年 遊び3 スガレ(地蜂)

3月15日(日)
 あま〜いハチミツが舐めたくて、近所で飼っていたミツバチの巣箱から蜜を取り出し、怒ったハチの大群に追いかけられ逃げる間もなく、ボコボコに刺されたりしたこともありました。刺されたところが赤く腫れて痛くて・・・・・。ミツバチは刺した針をそのまま置いていきます。痛いのを我慢しながら残った針を自分で一本一本抜いたものでした。

 スガレ(地蜂)採りは、10月頃に盛んに行われます。これは大抵は大人のやることなのですが、私たちは仲間と組んで子供ながら見よう見真似でやっていました。
 真綿をこより状にしたものにコオロギ、とんぼなどの小さく千切った肉片をくっつけて置いておくと、スガレがくわえて巣に運ぼうと飛んでいきます。白い真綿がフワフワと飛んで行く方向を教えてくれるので走って追いかけて行くのです。だいたい5〜600メートル位の距離を飛んでいくと巣にたどり着きます。
 上ばかり見て走っているので、転んだり木の株につまずいて怪我をすることもありましたが、夢中になっているので痛みなんかないですね。巣を見つけるとセルロイドを燃やし煙でいぶします。そうするとスガレは動きが鈍くなるのです。掘り出して家に持ち帰り庭に巣の二倍くらいの穴を掘り、スガレが出入りできるくらいの穴をあけて埋めておくと、スガレが通うようになり土の中で巣がどんどん大きくなっていきます。自分の家の庭でスガレの巣を育てるのです。
 頃合いをみて、セルロイドでいぶしてスガレを眠らせ、巣を掘り出します。大きくなった巣の中にはたくさんの蜂の子が育っていて、それをひとつひとつ取り出します。生で食べることもありますが、フライパンで醤油と砂糖で甘辛く炒り煮するとこれがとても美味しいんですよ。
 蜂の子はタンパク質が豊富で、今でも高速道路のサービス・エリアや道の駅などで珍味、高級なお土産品として売られています。でも、味はやっぱり自分で作ったものが最高に旨いですね。

 いくつもの蜂の巣がある中で、場所が変わってもスガレは自分の巣を間違えないでちゃんと同じところに戻ってきます。このことは今でも不思議だなあ、エライなあと思っています。

 学校に行って机の前にじっと座っているのはとても苦手でした。それで、わざと忘れ物をして家に帰り、戻る途中の田んぼの中の小川で魚とりのウキ(ガラス製)をしかけておいたのを見て回ったり遠回りをして遊びながら2時間もかけて教室に戻ったりしたものです。
 学校は嫌じゃないのですが、とにかく遊びたくてたまらなかったのです。

 山のふもとにはとうもろこしやさとうきびの畑がたくさんありました。熊が出てきて、立ったまま前足でとうもろこしをむしり取り、ムシャムシャ食べる姿をわざわざ見に行き、好奇心と恐ろしさで胸がドキドキしたものです。家にマサカリがあったので、それを持ってきて熊に乗っかり金太郎ごっこをしようかと思いましたが・・・・・おっかなくてヤメマシタ!!

 今でも塩尻市下西条から続く霧訪山の登り口周辺には「熊注意」の看板が立っていて山に入る時には熊よけのスズをチリンチリンと鳴らしながら歩きます。いのしし、カモシカなども出没していて、運が良ければその姿を見ることができますが、農家の方にとっては作物を荒らされるので畑を電線で囲って果樹や作物を守ったりしなければならず、危険な目に合うこともあったりして困った存在です。


 −続く−

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