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2009-03-03:初稿

わんぱく少年 遊び1 落とし穴

3月3日(火)
 私が小学生の頃のこと、朝、目が覚めると「今日は何をして遊ぼうか。」と思いをめぐらせ、学校から戻ってから仲間と一緒に山へ畑へと飛び出して行くのがうれしくて楽しくて。木いちご、熊いちご(大きい粒の)、あんず、桑の実、トマト、桃、すもも、びわ、プルーン、ざくろ、柿、ぶどう、梨、りんご、アケビ、ナツメ、くるみ、とうもろこし、さつまいも、さとうきび、ネンボロ(ノビル)、フキノトウ、わらび、タラの芽・・・・・。ふるさと下西条の自然は子供の私にとって遊びと食べ物の宝庫であり、すべてが自分のものだと勘違いしていたのですね。

 2歳年上の和夫サ、1歳年上のなおチャ、同級生のマーチャ、良登サなど、いつでも自分が先頭に立ち仲間を引き連れて、隣の家の庭も畑もそこに続く里山も・・・・・すべてが私の遊び場でした。周囲の大人達からは「どうしようもない」「がったっ小僧!」と言われ、悪戯をしてはいつも追いかけられていた腕白仲間との、遊びの数々です。

 遊びといえば、ビー玉、かんけり、竹うま、クギ刺し、メンコ、ベーゴマ、ガリ(王冠を潰したもの)・・・・・・。

 今は切られなくなってしまいましたが、庭の小柿(コガキ)の木は大きく枝を広げていて格好の遊び場になっていました。木登りもスルスルとまるで小猿のよう。枝が丁度良く広がった場所に木片や木の枝を持ち込んで小屋を作り自分の部屋を気取っていました。大人が乗ったらすぐにでも折れてしまうような木の枝で大人は登って来られませんし、叱られた時などここに逃げ込んだものです。これ以上の逃げ場所はありません。
 私には別天地のような気分にしてくれた、なつかしい木の上の小さな城です。

 畑に穴を掘り、ワラやムシロでその穴をかくして落とし穴をつくり、遊び仲間を誘い込んでは落として「ヤッターッ!」と、歓声をあげて喜ぶのでした。 
 また当時の畑には、あちこちに肥溜め(屎尿を貯蔵し堆肥にするための穴)がありました。キツネに化かされて風呂だと思って入ったら肥溜めだったという昔話を聞いたことがあるような・・・・・。
 近づくとあぶないとわかっているはずなのに、遊びに夢中になって肥溜めにズボッとはまり込み、やっとのことで抜け出して情けない格好で家に戻り、かあちゃんに泣きついて洗ってもらったこともありました・・・・・。こういう体験はなるべくなら他の人に話したくないものですが、思い当たる方も何人かはいるのではないでしょうか。
 
 −続く−

『悪戯』 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より
 子供たちは、発達の過程の中で、親や学校、地域社会のルールとして禁じられた悪戯、悪ふざけをしたりすることがある。時には、危険を伴ったりすることであっても、例えばよその畑から農作物を失敬する、他人の家の敷地を通り抜ける、爆竹で遊ぶなど、彼らは成長の中での自分の力試しとしてタブーに挑戦する。

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