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2008-06-26:初稿 2008-06-30:更新

立体地図工房(長野県塩尻市下西条)その1

6月25日(水) 塩尻市下西条へ向かう。
 塩尻市下西条の小川でほたるが観られると聞き、NHK「ひるとくテレビプラザN」に出演の後、向かうことにしました。「ふるさと 御代田町〜塩尻市」でご紹介したように、ルナ ケンゾーが少年時代を過ごした塩尻市下西条です。こどもの頃に水遊びをしたり魚を獲って遊んだあの小川で、今ほたるがみられるのです。夕やみのせまる中、心をワクワクしながら車を走らせました。

 いつもお世話になっている「下西条みどりの会」の方に案内をお願いすることにして連絡を取ると何かの会合があるとのことでしたが、メンバーの蒲沼さんが近くまで迎えに出てくれました。蒲沼さんはいつもにこにこして穏やかな方で、桃やりんご、梨などの果樹や野菜を生産し、合間を縫って「下西条みどりの会」の仲間の皆さんと山や自然の保護と育成のために働き、下西条の自然を愛する写真家でもあります。
 闇に包まれた山すその集落の中の一軒に案内されました。「こんばんはー。」と元気に入っていくとそこでは数人の男たちが蛍光灯の明かりの下、机に向かってなにやら作業をしていました。よく見るとそこは立体地図工房だったのです。

 生坂中学校の古厩校長先生を講師として、笠原さん、鈴木さん、石川さん、広島さん、蒲沼さんら6名程のメンバーで、週に一度作業を続けているとのことで、「おもしろそうだから・・・。」と軽い気持ちではじめたそうです。最初は発砲スチロールの練習用から、次に下西条の霧訪山を中心とした立体地図を作り(これは地区の公民館に展示)、三年前から塩尻市全体の立体地図作成に取り掛かり現在製作中です。

作業の工程
◆1/25,000の地形図を等高線20mごとに切り抜く → ◆コルクシート(@2mm)に転写 → ◆カッターで切り抜く → ◆木工ボンドで貼り付ける

   

 元図は、1/25,000の地形図を18枚貼りつないだもので、それが壁面に大きく貼られた横には畳一枚をひとまわり大きくしたくらいの製作中の立体地図が置かれています。作業の手を休めて完成にはまだ二年はかかるだろう、その頃には塩尻市の市民交流センター「エンパーク」が完成するのでそこに是非とも展示してもらいたい、と熱く語ってくれました。

 果樹・田畑の手入れや収穫に忙しい日々の合間に3年の月日をかけて、厚さ2ミリのコルクシートを切り抜いたり貼りつけたりと気の遠くなるような細かい作業を積み重ねてきたものが目の前にあり、ここが塩尻市、下西条、これが霧訪山、辰野から高遠、ここを登っていくとごんべい峠、奈良井宿、向こうは木曽・・・・・。瞳を輝かせて説明をしてくれます。
 なんてすごい男達だろう!!

 今夜は早々に作業を切り上げて一服することにする。これが愉しみなんだとお茶や菓子を勧めてくれる皆さんになんだか仕事の邪魔をしてしまったようで申し訳ない気がしながらも、今日のNHKテレビで披露したギターのこと、霧訪山のことなど話題はつきない。ふと気がつくと9時を過ぎていて、まもなくほたるの寝る時間です。軽トラで急ぎほたるの川へ向かいました。

 たいへんだぁ〜、ほたるが寝ちゃうぞォ。

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